秋だねぇ～～～。
あれだけ暑かった夏もあっという間に終わり、朝なんか少し冷んやりしやがる。
グラデーションてもんはないのか！！笑
暑いだ寒いだ言うようになったあたり、俺もオッサンになったな～。

芸術の秋だなんて言うけど、実際どうなんだろ？
絵を毎日描いていると、何が芸術なのかよくわからなくなる。

生意気にもアートについて少し考えてみた。
今、何の縛りもなく自分の好きな絵を描こうってなったら意外と何が描きたいかわからなかった。
子供の頃は、隙間を見つけては所かまわず落描きしてたのに。

あの頃、月末になると妙にテンションが上がった。それはカレンダーをめくれるから。
カレンダーの裏は小さな子供にとってはこれ以上ない大きなキャンバスだった。
買い与えられたものとは違うワクワク感があった。
今考えたら毎月毎月何描いてたのかまったく覚えてないんだけど。

当時、無我夢中になって一人で描いてた絵は、いつからか誰かのために描くようになってた。
一人で描くより誰かのために描いてる方が楽しいって気づいたんだよね。きっと。喜んでくれる相手がいるから。

前にどっかで聞いたことがある。絵は自分で持ってないほうが良いって。
今こうして似顔絵をはじめてあっという間に１０年が経って、気づけば何万人もの人が自分の絵を持ってるんだなって思ったらホントすごいと思う。
形は違うけど、当時のカレンダーのワクワク感と、今の人を楽しませるワクワク感は結局おんなじモノなのかもしれないな。

ついこんなことを考えてしまうのが芸術の秋ってヤツなのかな。

松原