こんにちは! 毎度ありがとうございます。
ここでは僕、RYOこと岩川良平が映画を紹介します。
最近~でもないけど漫画を実写化した映画は多いですね。
アメコミ映画なんかも勿論漫画を実写化してるわけなのだが、あちらの国の人は、全然これ原作とちげーし!みたいなこと言わないのだろうか。
言ってるよね多分。
「キック・アス」とか。
今回の映画も原作は小説ですが、公開当時はどんな反応だったのかな。
「マディソン郡の橋」
主演:クリント・イーストウッド、メリル・ストリープ
1995年製作。
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アイオワ州マディソン郡。母フランチェスカ(メリル・ストリープ)の
葬儀のために集まった長男マイケルと妹キャロリンは、「火葬にして灰を橋からまいて欲しい」という遺書に困惑する。
2人は母の手紙と日記を読み始める。
田舎の農場で幸せながら平凡な生活を送っていた主婦フランチェスカ。
夫と子供達が子牛の品評会で出かけることになり、4日間1人きりで留守番をすることになる。
家事に勤しんでいると、屋根付きの橋の写真を撮りに来たというプロのカメラマン・ロバート(クリント・イーストウッド)が道を尋ねてきた。
彼女はロバートを橋まで道案内をする。夫達と違う空気をまとう彼に、フランチェスカは惹かれていく…。
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実家に何故かこの映画のVHSが置いてありました。
結局それは見ずに最初に見たのはTVで放映したものでしたね。
前回の映画が少年少女の恋愛でしたから、じゃあ次は大人の、熟年の恋愛だー。
なんて単純な気持ちで選びました。
しかし、我ながら語りにくい作品を選んでしまった(笑)
なにせ不倫の話である。
旅に生き自由奔放な男と、平凡な農家の主婦の恋がウェットに、エロティックに描かれております。
昔見たときは本当に単純に、むしろ冷めた目で、「あー不倫だわ。いけない恋だわ。背徳感背徳感」なんて感想しか持てなかったのが、今回改めて見て、こんなに情緒的で濃厚だったかとちょっと驚いた。
まあ当時は子供だったもので…お許しを。
イーストウッドの渋い格好良さは言わずもがな。
さらにメリル・ストリープ演じるフランチェスカ。
田舎のオバさんのはずが何故こんなに艶やかに映るのか!
こ、これが…恋の力か…。
いや演技力か(笑)
ともあれスゴイ。
4日間の行きずりの恋。
初めてのキスシーンと、最後雨の中の別れのシーンが特に印象強いですね。
2日目の夜、夕食を共にしたフランチェスカとロバートは、ラジオのバラードに合わせて静かにダンスをする。
抱き合う2人はキスをし……しそうでしない。…やっぱりする!
この躊躇いと解放。
そして夢のような4日間が過ぎ、明日には夫達家族が帰ってくる。
2人で駆け落ちをして平凡な暮らしから逃げ出そうとするが、フランチェスカは思い留まる。
家族に対して責任があるから。
それを捨てては罪悪感で生きていけない。
この恋を美しい思い出にして生きていきたいと。
行きずりではない、「一生の恋だ」とロバートは言う。
数日後、雨の中、町を去るロバートの車を黙って見送るフランチェスカ。
夫の運転する車から彼のもとへ走り出したい気持ちを押さえ込む。
その心の葛藤たるや。
あふれ出して夫の前で泣いてしまっているし。
ロバートもまたなかなか車を出さないのがね。
どちらも見てるの辛いから早く去ってくれ(笑)
ロバートは言葉通り愛を貫いたようで。
亡くなったあとフランチェスカに遺品と手紙を送っている。
遺品はカメラと、彼の作品集であろう「永遠の4日間」という写真集。
彼の遺体は火葬され、灰はマディソン郡の橋からまかれたという。
これが彼女が火葬を望む理由だった。
家族のために捧げたこの身の残りはせめて彼に捧げたいと。
まぁ、何と言ったものか。
純粋な愛だった…!
などといっても題材が結局不倫だから賛否が分かれるわけです。
感情移入できるかどうか。
自分の状況や立場によって感想が変わるかと。
これも映画の良さ、面白さですね。
フランチェスカは夫と子供達の優しさにかなり救われた気もするけど、心に残せるものがあったのなら良かったのではないかな。
などと上から目線でまとめる。
また40、50代になったら見てみたい作品です。
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それではまた次回。
ご意見ご感想、皆さんのオススメ作品などあれば教えてください。
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