Laugh Love Life Magazine

No.88 (2015.9.8)
M2の高純度 高密度 高濃度ご縁物語

CHEF`Sのアンテナバリサン男こと、M2のちょっとマニアックな熱血ストーリー


M2

第20回
「走って飛んで、笑って泣いて」

今年の夏は暑かった~。
やっぱりボルトは強かった~。

つい先日閉幕した世界陸上。
陸上を見ると魂が揺さぶられるんだよね!
見てるだけでアドレナリンが出てきて、何度外へ飛び出しそうになったことか(笑)

僕は中学高校と陸上部でした。
イラストレーターとしては珍しい経歴かもしれないけど、案外通じるものがあるんです。

世界陸上や五輪のたびに寝不足でテレビにかじりついたもんです。
1991年の東京大会、2007年の大阪大会、どちらも現地に行って世界の超人たちを生で見て興奮していました。

陸上の素晴らしいところは、相手を傷つけたり、邪魔したりしないで戦うところ。
基本的には自分と向き合ってトレーニングを積み、本番で集中して最高のパフォーマンスをする。
それで負けてしまったら、もう相手を称えるしかないんです。
だからゴールした次の瞬間でも握手をしたり抱き合ったりできる。

大阪大会を見に行ったとき、女子7種競技の決勝があった。
壮絶な戦いの末に最後の競技が終わったとき、普通ならメダリストがウィニングランをするところ、
この種目だけは競技者全員が手を繋いで競技場を一周するんです。
それをお客さんがスタンディングオベーションで迎える。
あの光景には本当に感動した。
そこには国籍も社会情勢も関係ない、ただただ一緒に戦った仲間とそれを好きなファンがいる、それだけなんですよね。

陸上の楽しみ方はまだまだあります。
いろんな国の文化やちょっとしたオシャレなんかも見ていて楽しい。
正直僕は陸上を見て国の名前を覚えたといっても過言ではない(笑)
さらには、あんなに鬼の形相をしていた選手が、表彰台に立ったら天使のような優しい表情に変わっていたり、
インタビューを受ける姿を見たら、思いのほか可愛かったり。。
超人的な部分と人間的な部分のギャップ萌えなんかも楽しめちゃう(笑)

まじめな話に戻ると、トレーニング環境やユニフォームやシューズ等々・・・貧富の差とか文明の利器もあるんだけど、
極めてアナログ且つ平等なところで決着できる、だから誰でも熱くなれるんじゃないかと僕は思う。
まさに小学生の頃の駆けっこやリレーのあの興奮なんです。

実は今やっているイラストの世界も凄く似てるんです。
どこの国とも関係なく一枚の絵を通じて一緒に笑ったりできるし、素晴らしい作品を見れば、素直にすげーって言える。
イベントや繁忙期が近づいたら、試合前のスポーツ選手と同じように、コンディションやメンタルを高める調整をする。

今は昔みたいに速く走れないかもしれないけど、そのぶん紙と鉛筆、絵の具と筆を使って勝負してる。
陸上を経験してなかったらきっと作風も違ってたんじゃないかと思う。

またエンドレスに語ってしまいそうなのでこの辺にしますが、
たまたま僕にとって、陸上競技がそうだったように、
誰にでも少なからずそういう感覚ってあるんじゃないかな。自分と重ね合わせる的なもの。
だから高校野球とか箱根駅伝がいつまでも人気なんじゃないかなと思う。
結局僕はこういう人間くさい部分がいつまでも好きなんです。

というわけで、これから走ってきます!!

松原



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