Laugh Love Life Magazine

No.82 (2015.6.8)
M2の高純度 高密度 高濃度ご縁物語

CHEF`Sのアンテナバリサン男こと、M2のちょっとマニアックな熱血ストーリー


M2

Vol.17
「光を描く」

ひさびさに絵について。

今までいろんな絵を描いてきたけど僕が共通して意識していることがある。

それはどんな絵の中にも「光を描く」ってこと。
絵の世界でデビューして最初に入った会社の名前も、奇しくも直訳すると「光の芸術」って意味でした。

壁画や風景画を描くときは、絵の中に光が入ることで時間や季節感やその情景が浮かびあがってくる。
ただ単に白や明るい色を入れれば良いってモノじゃないんですよね。
それをどうやったらうまく表現できるかなって考えながら、毎日毎日カラオケ店の部屋の壁を描いていた頃もあったなぁ。

それからだんだん人物を描くことが主流になってきて。
似顔絵を描いて10年くらい経った頃、違う意味の光を意識するようになった。
それは笑顔だったり、無邪気さだったり。未来だったり。
うまく言えないけど形の中に見える光とは違う意味の光。

光があるってことは当然影がある。
白いキャンバスに描くってことはほとんど光以外の部分に手を入れることになる。
どれだけ光を感じられる色を選べるか。
もっと濃い方が良いのかな、もっと彩度を落としたほうがいいのかな。。。
そんなことの繰り返し。
陰を描いているようで実は塗っていないところをずっと意識しているのです。
それはもう、プラモデルに夢中になる男の子並みのジコマンの世界かもしれない
(笑)

だけど、先にも書いたように似顔絵を描いてきたおかげでそこに新しい光が加わった。
相手が喜んだり、期待だったり。いろんな想いが乗っかって最後のバトンを託されているイメージ。

でも待てよ。
結局は同じだ。
どっちにしろいつもその時塗っている場所の向こう側をずっと見ながら描いていたんだ。

「光を感じられるように、光じゃないところを一生懸命描く。」
絵とは人生みたいだな~。

なんて絵描きみたいなことを言ってみた(笑)

松原一史



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