Laugh Love Life Magazine

No.78 (2015.4.8)
M2の高純度 高密度 高濃度ご縁物語

CHEF`Sのアンテナバリサン男こと、M2のちょっとマニアックな熱血ストーリー


M2

Vol.15
「回り回って」


ここ数年、
スマホだぁSNSだぁ、すっかりデジタル社会になっちまったもんです。
ほんと便利だし、とんでもない情報量が飛び交っていて一瞬でいろんなことが調べられちゃう。

でもさ、なんか寂しかぁないですか?
会ったこともない人と昔からの親友のような錯覚に陥ったり
行ったこともない店のうんちく言ってるのって、
どこか違和感を覚えるんだよなぁ。

俺は古臭いアナログ人間、
ダウンロードとインストールの違いをちゃんと言ってみろと言われたら、ぶっちゃけ言えないですよ。

なんか暑苦しいけど
面と向かって話した時の何とも言えない安心感とか
美味しいものを共感した時の幸せ感とか。
肌触りとか、重さとか、温度とか。とかとか。。
そういうのは忘れちゃいかんな、と。思うわけです。

似顔絵ってね、
そういう昔っぽいところがずっと残ってる感じがするから好きなんだよね。
目の前に人がいて、紙と画材で絵を描いてる。
どこの国の人とも関係なく一緒になって笑ってる。
絵の具やパレットを見て、お客さんが「懐かしい~」って言ってるのをよく目にする。

これなんですよ。
厳密に言えば改良に改良を重ねた筆や
昔はなかったような鮮やかな色の絵の具なんかもあるんだけど
基本はそんなに変わってないわけ。
このご時世、こんなに原始的な世界、他にあるんだろうかってくらい。
でもなんともそれが心地よい。妙に落ち着くんだよね。

最近、絵を描く事がすげぇ楽しいんだよね。
今は原宿という場所で慌ただしく絵を描いてる日々なんだけど。
それがいいんだろうな。
いろんな国の人と話してるのも、描いてるのもどっちも楽しい。
水彩絵具だって今だに新しい発見がある。

10年以上もやってるのになんで今頃?って話なんだけど(笑)
ようやく1周回ったのかな?(笑)

今、10数年経ってちょっとだけ絵が上手くなってきてるんだとしたら
後10年経ったらその時はどんな絵を描いてるんだろうってほんと思う。

その時どんな世の中になってても、紙や絵の具や筆に触って絵を描いていたいなぁ。
そん時もまた誰かが喜んでくれてたら幸せだなぁって、
マジで思う今日この頃。

松原



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