Laugh Love Life Magazine

No.156 (2018.7.22)
コズ・ニモニック

Vol.11
「父の祈りを」

『KOZU MNEMONIC(コズ・ニモニック)』とは『KOZUの記憶』という意味です。適当で曖昧という意味でもあるので大目に読んで下さい。
さほどマニアックでもなく、短く読み切れる内容となっております。




こんにちは、KOZUです。

今月、オウム真理教についてのニュースを多く観ました。
事件当時、私は中学生で札幌に住んでいたのですが、関東に住んでいた祖母が心配になり電話をかけた記憶があります。
(その後すぐ祖母は癌で亡くなったので、それが最後に話すきっかけにはなりましたが)

テロリズムについての映画はたくさんあるのですが、その中で思い出したのが学生の時に観た『父の祈りを』でした。



『父の祈りを(In The Name Of The Father)』

【あらすじ】
1970年代にロンドンで起きた爆破テロの容疑者として、無実の罪で捕まった親子の話。

北アイルランド紛争(1969年-1998年)については、教科書で読んだくらいしか知りません。
アイルランドとの統一を目指す側(カトリック)とイギリスとの連合を目指す側(プロテスタント)の間で起こりました。
プロテスタント側が統一を拒むのは、イギリス本土から独立してしまうと自分達が少数派になってしまうからです
(以下略^^;)

映画はカトリック側の武装集団IRAが実際に起こした、バーミンガム・パブ爆破事件についてのノンフィクションです。

主演のダニエル・デイ=ルイスさんはアカデミー主演男優賞を3回も受賞された本当にすごい俳優さんですが、ちょうど1年前に引退されました。残念すぎる…。
顔立ちと出演されている作品が軽い感じではないので『しっかり観るぞ』という意気込みが必要です(自分は)。
リンカーンの役もされていましたが、この方以外いないというくらいぴったりでしたね。
お父さん役の俳優さんも、当時は映画を観たらまた出てる!と思うくらい活躍された特徴的なお顔でした。

紛争に巻き込まれた原作者がモデルになっていますが、釈放された後も事件がトラウマになり
アルコールやドラッグ中毒で苦しみ続けたそうです…。辛い。
アカデミー賞に7部門もノミネートされたのに1つも受賞しなかったのは、
やはり題材が地味で暗くて重いからでしょうか(^^;

なかなか手が出にくい雰囲気ですが、タイトルに反してさほど宗教的でもないです。
紛争の話より親子の話が主なので、割と観やすいかもしれません。

ノンフィクションと言っても映画は作り事で鵜呑みにするのは良くないですが、
現実そのままだったら更に難しくて辛くて観ていられないでしょう。
映画の世界だけは面白くてよかったと思います。



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