RYOの、岩川良平ですが…何か？

No.84 (2015.7.8)

こんにちは！毎度ありがとうございます。
ここでは僕、RYOこと岩川良平が映画を紹介します。

映画のポスター（フライヤー）が好きでして。
昔は劇場で映画のポスターを集めて持って帰っていました。
ちゃんと保管して置けばよかったな…厳選して。

少し前に某映画の日本版ポスターがダサい！と話題になっていましたが
デザインってのは大変ですね（笑）

さて、今回ご紹介する映画。
何処をメインビジュアルとして切り取るか迷う映画だと思いますが
このポスターは結構好きです。

第18回
「アバウト・タイム～愛おしい時間について～」

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監督：リチャード・カーティス
主演：ドーナル・グリーソン
2013年製作。

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イギリス、アメリカの合作作品。
気弱な青年ティム（ドーナル・グリーソン）は自分に自信が持てず恋人もいない。
彼は21歳の誕生日に、父親（ビル・ナイ）から一族の男たちには全員タイムトラベル能力があることを告げられる。
能力を恋人を得るために使うと張り切るティムは、やがて魅力的な女性メアリー（レイチェル・マクアダムス）と出会い、恋をする。
しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、メアリーとの出会いが消えてしまい……。

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最近、涙もろくていけません。
今回の作品も、何の前情報も入れずに見ましたが、終盤ちょっとウルッときましたよ。
この何も知らずに見たら感動したって紹介の仕方もどうかと思うが…
…まぁきっと見てもらえば、情報あるなしに関わらず感動できる作品ではないでしょうか。

ラブコメなんですが、SFでもあり、ヒューマンドラマでもある。
ラブはラブでも家族愛まで含めた、実は人生についてのお話。

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キスシーンは前半と後半に印象的なものがふたつあります。
いや、後半はキスシーンというべきかわからないので前半。ヒロイン・メアリーとのキスが良いですよ。
レイチェル・マクアダムス演じるメアリーが本当に魅力的に描かれています。
ちょっと野暮ったいが、そこがなお可愛い。
結構気の強いところもあったりして、ティムとのやりとりが笑える。

対する主人公ティムが本当に不器用というか、イケてない感じの男でしてね（笑）
しかしそんな男が過去に戻れるタイムトラベル能力を使って頑張って頑張って彼女の心を射止め、ついに結婚、最終的には家庭を持つまでに至ります。

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人生に訪れる様々な失敗や困難をやり直し、軌道修正するティム。
最初はつまらないことに使うものだから、アニメ映画「時をかける少女」を思い出したり。
「バタフライ・エフェクト」のように取り返しのつかないことになるのを心配したり。
しかしこの映画はそんなことにはなりません。そういうSF方面に深刻な話ではないのです。
頑張って彼女の心を射止めるなんて書いたけど、殆どギャグだし（笑）

そうこうしてティムの人生に付き合っていると不思議なもので、いつの間にか親近感と共に、幸せになってほしい！と応援している。
メアリーとの結婚式が雨と強風でメチャクチャになるが、ここで結婚式をやり直したりしないティムは実に幸せそうでしたね。
スピーチはやり直してたけども（笑）

我が子が産まれてティムも父親になります。
過去に戻ることを繰り返し、人生は偶然の繰り返しであると気づいたようで、今生きている時間を大切にしようとする。
家族や仲間と過ごす日常。
プライスレス。

もともと彼は父親から、一族代々の秘密を知らされるのですが、この父親との関係もこの作品の肝であります。
便利なタイムトラベル能力がありながら、これにはコツがあるという父。
あっさり語られる人生の極意は、なんとも単純。

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