Laugh Love Life Magazine

No.64 (2014.9.8)
M2の高純度 高密度 高濃度ご縁物語

CHEF`Sのアンテナバリサン男こと、M2のちょっとマニアックな熱血ストーリー


Vol.8
「好きこそ物の上手なれ」

M2


いや~、今年は涼しくなるのが早い!

子供の頃、これくらいの時期は
運動会の練習なんかも始まり出して
それはそれは暑いなか組体操の練習なんかしていた記憶があります。

というわけで今回は子供の頃にちなんでこんなお話を。。。

似顔絵を描いていると、何回かに一回は必ず聞かれることがある。

それは・・・

「子供の頃から絵が上手だったんですか?」

う~ん、いつも返答に困ります(笑)

決して僕はピカソのように天才的な才能を持った子ではなかったと思います。
でもこれだけは言える。

「“描く”事が好きだった」
いや正確には
「“書く”事が好きだった」

そう、なんでもいいんです。
いつでもスケッチブックに絵を描いていた
なんて綺麗なもんじゃなかった。

気づけばどこかしらに何かを書いていた。そんな子だった。
なんでも良かった。

絵でも字でも。
ペンでも鉛筆でも
紙でも机でも柱でも。

僕が生まれ育った家は放っておくと僕がどこにでも落書きをしてしまうので
ここだけは何を書いてもいいという場所を設けられた。

それは紙とかじゃなくて、なんと子供服用のタンス!!!
今思えばタンスをチョイスする親のセンスもなかなかのもんだよな(笑)

もうあっという間に下地の色が見えなくなるくらいいろんなもので埋め尽くされた。
絵だったり字だったりシールだったり。

別にその頃は自分がうまいとか人と比べてどうとかってことは考えたことがなかった。
そこから幼稚園に上がり、
小学校に上がり・・・

普通に楽しく毎日書いているだけだったけど
ちょっと褒められたり、賞をもらったり、すごいねって言われたり・・・
そうしてもらえることが”調子乗り”の僕にとっては絵がさらに楽しくなる最高のガソリンだった。
・・・褒められるから頑張る。
お前は犬か!って突っ込みたくなるけど(笑)
でもほんと、たったそれだけのこと。

本当はぜんぜん大したことなかったのかもしれないけど
ちょっとオーバーに褒められたことが自信になり
それが何枚も重なり・・・

気づけば36歳の今でも絵を描いてる。
36年間ずっと勘違いしてるのかもしれないけど(笑)
でも僕はそれでいいと思ってる。
華麗なる勘違い(笑)

絵の世界ってのはこの世の中で最も自由な世界だと思う。
絵の中では叶えられないものはないし
絵の中には必ず素晴らしい部分がある。

これを読んでくれている人がどれだけいるかわからないけど
ぜひ自分の子が絵を描いたらたくさんたくさん褒めてあげて欲しい。

僕みたいに調子に乗って絵を描き続けるかも知れないし
また違うことの何かに大きく影響するような自信の種を見つけるかも知れない。

だからほんと、
僕も両親とあの絵で埋め尽くされたタンスに感謝しなきゃ(笑)

松原一史



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