ゴールデンウィーク（以下ＧＷ）が終わりました！
ＧＷ、このお仕事をしている中でクリスマスと並んで最もたくさんの人が押し寄せてくる二大モンスター。
僕はこのＧＷとクリスマスをスポーツでいう五輪と世界選手権のようなものだと思っている。

大袈裟のようにも聞こえますが、自分の中ではこの例えが一番しっくりくる。
この二大モンスターは僕らにとって大きな大会のようなもの。
どちらもそれまでの一年間の取り組み方や、今の力が試される大事なイベント。
でも規模は似てても季節やお客様のテンションがぜんぜん違う。
だから、もしＧＷで悔いを残したらＧＷでしかリベンジできない。
クリスマスはまったく別物という考え方。

2004年に似顔絵でデビューしてもう14年目になりますが、
何度経験してもＧＷやクリスマスを迎える直前は緊張します。
一年の成長が試される気がして。
ワクワクとドキドキが一緒に押し寄せてくる感じはまるでお祭りのよう。

今年は昨年に続き原点でもあるランドマークタワーでＧＷを迎えました。
当時から比べたら施設自体の真新しさや、世間の似顔絵への興味なども変わってきてるので、一概に比べることは出来ないけど、
今年は今年でまた初めて似顔絵を体験する人、
こういうときじゃなきゃ似顔絵なんか描かないという人、
そんな人たちにたくさん出会いました。
ＧＷにしては心なしかお子様を描く機会は少なかったのかなと思いますが、
その分当時より外国人を描く機会が多かったように思います。
これも原宿や新宿を経験してコミュニケーション力が幾分レベルアップしている証拠なのだと思います。

たくさんの人たちを目の前にすると、普通ならテンパったりしそうなものですが、
僕の場合逆にアドレナリンが出てきます（笑）
この部分だけ、絵描きというより陸上部をやっていた頃のストイックな自分が発動します（笑）

今は数字だけじゃなく内容にも拘ります。
内容といっても、絵だけでなく接客の質も。こういう部分は初期とは意識が変わってきてるかな。
百貨店を経験している影響が大きいかもしれない。
やっぱりこの時期は昼も夜も過ごしやすくて気持ち良いから、お客様自体も高揚した感じがしますよね。
そんなＧＷの思い出にステキな絵と、楽しい時間が演出できたら最高。
もし万が一待ちきれなくて帰ってしまったお客様がいたとしても、
目の前のお客様を喜ばせることに全力を尽くしたい。
わざわざたくさんある選択肢の中から僕の前に座ってくれたり、僕の絵を欲しがっているんだから。
以前よりも横浜を背負ってるキャストという自覚は確実に増しています。
もちろん新宿や原宿で迎える場合も一緒。
こうしてみると毎年その時その時を一生懸命やってきてるけど、
知らないうちにいろんな経験から絵だけじゃなく意識自体も変わってるんだな～とつくづく思う。

兎にも角にも、2018年のＧＷは終わりました。
今年もたくさんの人と出会ったり再会したり。

今は少し祭りの後って感じ。
でも今年は今まで以上にゆっくりしてる暇が無いくらい宿題が溜まってる（笑）

また来年、どんな形で迎えてるのかわからないけど、
ここから一年精一杯似顔絵と向き合ってたくさんの人に自信を持って振舞っていたいですね！

ＭＡＴＳ