今年は2017年。
僕がCHEF`Sに入って似顔絵をはじめたのが2004年ですから、もう13年目に突入です。
干支で言うともう一回りしちゃいました。
子供なら、生まれた子が中学生になっちゃうほどの時間です。

一周回って○○なんて表現をよく耳にしますが、あれは一周目はなんとも思わなかったけど、もう一回見てみたら案外良かった、みたいなイメージですかね。

まあ、どこを一周というのかはそれぞれですが、干支一周分てのはなかなかな時間ですよね。
僕なんかはスポーツが好きだからオリンピック何個分て考えると実感が湧きます。

そこで、似顔絵を始めて12年が経過して何が変わったかな～と改めて考えてみた。

いろいろありますがやっぱり一番はこれかなと思う。
意識の問題。
実は当初、僕は似顔絵をナメてました。
当時大きな絵や描き込んだ絵を散々描いてたから10分で描けるものは簡単なものなんだと思ってた。今思うとかなりイタイやつですね。
それが、年を追うごとにいろんなものが見えてきて、自分の常識がことごとく崩れていく。
自分の愚かさに気づかされてばっかで恥ずかしくなるし、今でも下手くそで不器用だな～と思うことも多い。
10分や一枚の中にどれだけいろんなものが凝縮されてるか、まったく見えてなかったんですね。

さらに技術的なことよりも人間対人間なんだってことがすごく重要だったり。
それに気づくのに数年かかってますから笑　

だから今となっては一枚の重みが物凄い。
最初は目で描いてたものがだんだん心で描くようになってきた。そんなイメージ。
12年もやってこれかよって感じですが、やっぱりそれなりに時間がかかるってことですね。
「継続は力なり」とか「石の上にも三年」とかいいますが、なんでも続けてみて始めて見えるものってありますよね。
また12年後、どんな環境にいるかはわからないけど、その時どんなことを思ってどんな絵を描いてるのか、我ながらちょっと楽しみです。

取り留めのない話になっちゃいました笑
もちろん他にも絵の話とかまだいろいろありますが、それはまた別の機会に書けたらと思います。

ＭＡＴＳ