Laugh Love Life Magazine

No.100 (2016.3.8)
MATSの高純度 高密度 高濃度ご縁物語

CHEF`Sのアンテナバリサン男ことMATSのちょっとマニアックな熱血ストーリー

MATS

第26回
「俺の推し麺」

今回、自分がこだわってるものや熱くなれるものについて
ぐるぐる頭をフル回転させていたらこの場所が浮かんだので紹介します。

横浜某所にあるラーメン・つけ麺店

その名は「くり山」

お店の解説は割愛させていただこう。

さて。僕は無類のラーメン好きである。
特に十数年前は狂ったようにラーメン店を巡っていた。
いろんな地方に行っては現地の美味い店を探し、話題のお店があったら休みの日でもそこまで足を伸ばす。
ちょうどその頃、久々に会った友達から第一声で「太った?」と言われハッとしたものだ。
そしてある疑問に出会う。 
美味い店、流行る店ってそもそも何なんだ?
確かに美味い。そりゃぁこれだけ並んだんだから。
並んだ長さと満足度は必ずしも比例しないということがわかってきた。
中にはあれだけ並んで、こんな接客?と、むしろ嫌な気持ちになって帰る店もあった。
気づけば意地になって流行の店を食い漁っている自分に酔っていた。
まるでスタンプラリー。
ホントに若かったなぁと思う。

それからは自分の好みってものを追求し始めた。
比べようがないってこともわかってる。
ジャンルが違うんだから、上も下もない。
人がなんと言おうと関係ない。
気分だって気候だって季節だって違うから比較のしようがない。
好きなときに好きなものを食べる。これが一番美味い。
山頂のおにぎりの法則だと思っていた。

しかーーーし!
この店に出会ってそんなお利口さんな自分をぶん殴りたくなるような衝撃が走った!
特に僕のハートのど真ん中を貫いたのはこの店の中華そば。
本来この店は、某有名店で修行し、つけ麺が既にそうとう有名になっている。
しかし僕はここの中華そばにドハマリしている。
魚介と豚骨が合わさった独特のスープだが、気持ちカツオが強い。
そして、スープを飲んだときに絡んでくる、絶妙な大きさに刻まれた長ネギがとんでもない存在感を醸し出してくる!
温度、スープの量、具のクオリティ、全体のバランス、そして店員さんのホスピタリティ。
どこを切り取っても金太郎飴のように僕の中の「好きだわ~」が顔を出す。
どんなタイミングに行っても、どんなコンディションのときに行っても絶対に裏切らない。

もう行き着くとこまで行き着いた。
いろいろブレてきたけど、十数年かけて自分の推し麺が決まりました。

引っ越して以来ずっと行けてなかったので、先日途中下車して行ってみた。
久々に食べる「くり山」の中華そばは、期待を1ミリも裏切らなかった。
そして毎回あったかい気持ちで帰れる。

似顔絵だろうがラーメンだろうが、人をそんな気持ちにさせることができたら最高だよね。
ジャンルを超えてリスペクトできる店がこの「くり山」なのです。

ちなみに。
僕が生まれ育った千葉のど田舎の住所は、「栗山」でした。
嘘のような本当の・・・どうでもいい話。

MATS



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