Laugh Love Life Magazine

No.98 (2016.2.8)
MATSの高純度 高密度 高濃度ご縁物語

CHEF`Sのアンテナバリサン男ことMATSのちょっとマニアックな熱血ストーリー

MATS

第25回
「自分の中のパレット」

こんにちわ!
年明けはこんなにあったかくていいのー?なんてナメていたらここに来ていきなり寒くなりましたね。
風邪なんか引いてないでしょうか?
僕は若干引きかけましたが何とか持ちこたえました!

さて、今回は。
時々出てくる道具シリーズ。

これ、見てて楽しいの?なんて思ってしまうけど、まあほぼ自己満足企画なのでお許しを(笑)

今までカッターナイフだ、エアブラシだ、とマニアックなテーマでやってきましたが、ここに来て少しだけ絵描きらしく、絵の具の話。

今日紹介するのは僕が特別オーダーなどで使用している「アクリル絵の具」。

きっかけは最も尊敬する恩師の影響でした。
かれこれ20年くらい使っているのかな。
主に使っているのは「リキテックス」と、「アムステルダム」というもの。

アクリル画はそもそもどんどん塗り重ねていくことのできる絵の具として知られていますが、いま紹介した二つの絵の具は透明度をコントロールすることができるというのが特徴。
なので透明水彩のような水をたっぷり使った表現から、油絵のようなコッテリした表現までできてしまうという優れもの。

僕は特に透明度や彩度に拘る傾向があるので、いろいろ使った末にこの二つに行き着いている。

これがまた深い。
きれいな色の絵の具を買ったからといって、そのまんまきれいな絵が描けるわけでもなく、その人の使い方次第でどうにでもなってしまう。
食材とよく似ていますね。高級な塩を使ったからといって料理人が下手だったら美味しい料理にはならないもんね。

そして、そして。
絵を描いている人なら誰にでも少なからず同じような感覚があると思いますが、その人なりのパレットというものが必ずあるはず。
それは、持っている画材の数ではなくて、「自分にしか出せない色」がどれだけあるかということ。

最初は誰しも見様見真似で、オススメの画材を揃えてみる。
でも途中で気づく。なんか違う、こっちの方が使いやすいな、この色とこの色の組み合わせキレイだな。。。

そんなことを繰り返して、5色だったパレットが12色になり、24色になり、100色になり一万色になる!
先ほど紹介した二つの絵の具は実に多面的で、混色だけでなく透明度の計算や水の量によっても出せる色が変わってくる。
約20年コイツと付き合ってきて、ようやく自分なりの色がそれなりに揃ってきた。
お気に入りの配合も増えてきた♪
でもこればっかりはレシピにはできない。まるで秘伝のたれ(笑)
いまだに新しい色を発見したときはなんとも言えない喜びがある。
ずーーーっと使ってられるお気に入りのおもちゃみたいだ(笑)

おっと!こういうネタを語りだしたら止まらなくなるのでこの辺にしときます。

またいつか機会があったら水彩絵の具や、筆についても語りたいと思います♪

それじゃ、また!

MATS



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